子供と住む家づくり〜最低限必要な条件は〜
あなたの理想のマイホーム。
私が高校生の頃、「あなた」という小坂明子さんの歌が流行った。
当時同年代の小坂明子さんは、未だ現れぬご主人を「あなた」と見立て夢を綴っている。「もしも私が家を建てたなら、小さな家を建てたでしょう。大きな窓と小さなドアと部屋には古い暖炉があるのよ。真赤なバラと白いパンジー、子犬の横にはあなた…」と唄っている。
ここから小さいながらも、しっかりとした洋風の作りの家が想像できる。さらに彼女はこう唄っている。「ブルーの絨毯敷き詰めて、楽しく笑って暮らすのよ。家の外では坊やが遊び、坊やの横にはあなた…」ここから広い庭を持つ家であることも目に浮かんでくる。
私はこれを聴いたとたん、自身が目指すべきマイホームの形が現れた感があった。そしてこの曲のファンになってしまい、私自身も未だ見ぬ妻に想いを馳せたものだった。
しかしそれから40年弱、理想と現実は食い違うもの。確かに妻を持つことができ、子供にも恵まれたが、庭のないマンションになってしまった。
それでもマイホームは、暖炉や2階がなくてもよいけれども、英国風で芝生の庭があり、季節の植物を楽しめる一軒家、これが今でも私の理想である。